2018年3月6日提出公開質問書




「熊本市議会会議規則改正案」ならびに

「議会運営に関する申し合わせ改正案」についての公開質問書

平成30年2月21日の議会運営委員会において、熊本市議会自由民主党市議団から提出された「熊本市議会会議規則改正案」ならびに「議会運営に関する申し合わせ改正案」を拝見致しました。改正案は乳幼児を育児中の女性議員の活動を支える方向と逆方向で、確認させていただきたい点がございましたので、下記、質問に対してご回答をお願いいたします。

質問1:

会議規則改正案第1条第2項、第86条、第147条第2項に「家族の看護が理由で本会議や委員会を欠席しなければならない時、あらかじめ様式に書いて提出しなければならない」とあります。子育て中や介護中には予測のつかない子供や高齢者の体調の変化や、ケガが発生するため、現状に即した規則が求められます。「あらかじめ」とは何日前を前提としているのでしょうか?様式届けの明確な提出期限と方法をお答えください。

質問2:

改正案は母乳育児で育てられている乳児が、本会議や委員会の間に授乳が必要になった時、母親議員と同席することを認める内容でしょうか?

市民からは、「赤ちゃんにおっぱいをあげて育てる、肌身離さずにいるという、親子ともに安心できる環境が難しいと感じる改正案の内容に落胆し、母親にやさしい熊本を希望します」との声が届いています。

質問3:

1)申し合わせ改正案20の(3)で議員の服装について「スーツ等の正装」とされています。これは新設の申し合わせ事項として提案されていますが、授乳服を排除し、働きづらい環境と受け止めます。なぜこのような項目をいれようとされたのでしょうか。動機とねらいを教えてください。

市民からは、「産後の服装はスーツは負担が大きく、その場にふさわしく、動きやすく、授乳もしやすいものが望ましく、今回の改正案のように服装に関する規制の必要はない」との声が届いています。

質問4:

「行政視察は委員等本人以外の者の参加は認めない」とあります。このように改定されると、授乳を要する議員の子どもの同行は認められますか?

核家族化や共働き家庭が増加し、議員が視察中であっても子どもは家族と共に過ごすことが必要です。また、シングルマザーやシングルファザーの議員が宿泊を伴う視察に子どもが同行する場合も想定されます。同行の可否をご回答ください。

お忙しい中恐縮ですが、以上、質問1~質問4についての回答を3/8(木)12:00までに頂けますようお願い申し上げます。

平成30年3月5日
みんなではぐくむ会  (担当者名・印鑑省略)
 E-mail : minnnahug「a」gmail.com(「a」はアットマーク)
熊本市議会自由民主党市議団団長 津田 征士郎 様